協会会長 年頭ご挨拶
中小企業診断協会北海道 会長
山崎 記敬
北海道協会会員並びに関係機関の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2020年に新型コロナが発生して以来、昨年も新型コロナの影響を大きく受けた一年となりました。
くわえて、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した原油価格高騰や円安の急激な進行など、社会経済情勢が目まぐるしく変化した一年であったと思います。
そのような中、事業再構築補助金の活用をはじめとして、アフターコロナを見据えた時代の変化に対応したビジネスモデルへの転換が求められていると感じており、私達中小企業診断士が事業環境の変化を踏まえた適切なアドバイスや経営支援を行うニーズが高まっていると考えております。
北海道協会では、北海道からの委託を受け、2020年4月から新型コロナにより経営に影響を受けた中小企業・小規模企業者に対する専門家派遣を実施してきているほか、2021年3月から新事業展開・販売促進を後押しする補助金事業の執行団体としての役割を担うなど、都道府県協会として、全国トップクラスの大規模な経営支援活動を道内で展開してきており、これらの活動は一定の成果をあげていると感じております。
これも、ひとえに会員である中小企業診断士の皆様の日々の活動とともに、支援機関の皆様のご協力があっての賜物であると考えており、関係者の皆様には多大なるご協力をいただいたことに感謝いたします。
本年は令和5年です。
正直なところ、令和の時代となって、早5年目を迎えるのかという、時代の速さに驚きつつも、令和5年も新型コロナや物価高騰等の課題は引き続き社会経済情勢に大きな影響を及ぼすことが予見されます。
北海道協会では、昨年に続き、これらの難題に対して、少しでも多くの事業者への経営支援活動がつなげられるよう、北海道協会230名の総力を結集して活動していきたいと考えております。
話は変わり、中小企業診断士資格についてですが、昨年札幌会場における1次試験の受験者数は537名となり、過去最高の受験者数となりました。
まさに中小企業診断士資格は、昨今の激変する社会経済環境にとって、求められている役割やスキルに近い資格なのかもしれません。
北海道協会では、今後北海道で活動する中小企業診断士の仲間の力を結集し、総力をあげて道内の中小企業・小規模企業への経営支援活動に従事することで、北海道経済の活性化に、微力ながら貢献できるよう、時代の変化に合わせて経営支援活動等を展開していきたいと考えております。
最後になりましたが、令和5年が皆様にとって飛躍の年となりますよう祈念申し上げ、年頭の挨拶に代えさせて頂きます。