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診断北海道 48号 2022年2月発行

建設業研究会のご紹介

2022年2月9日その他,研究会だより

建設業研究会代表 田口 幸男 

建設業研究会は診断協会・診断士会の各研究会の中で、最も古くから活動しているもので、設立はおそらく2001年頃と思われます。研究会代表も、初代が田中貢先生(故人)、2代目が尾嵜耕策先生と続き、そして現在は3代目・田口が引き継いでいます。

会の目的は申すまでもなく、月1回の勉強会などにより会員が建設業関連の知識・ノウハウの向上を図り、会員の中小建設業に対する経営支援力を高めることです。ちなみに、直近3回の勉強会のテーマは10月「絶対に知っておきたい定山渓鉄道の真実」、11月「建築物の大規模修繕など、建設現場の経験」、12月「CO2削減と建設業関連分野」であり、それぞれ個性ある会員が順番に講師役を務めました。特に11月と12月はコロナ感染症が下火になっていたため、勉強会の後に約2年ぶりの懇親会を開くことができ、会員間で近況を語り合い(久々のガス抜き?)、有意義な集いとなりました。

会員は今のところ11名で中程度の研究会と思いますが、建設業同様に高齢化が進み60歳以上の会員が多く、若手が少ないのが悩みでした。しかし、一昨年1名、昨年1名と40歳代の会員(診断士としては若手か?)が加入し、将来への一筋の希望が見えてきたところです。

2020年1月までは、ほぼ毎年のように「建設業セミナー」(診断士会等の制度を利用)を開催してきましたが、昨年・今年とコロナ感染症の脅威が大きく、セミナー開催には至りませんでした。研究会の主たる目標の一つでもあり、来年1月~2月頃に「建設業セミナー」を復活できればとも考えているところです。

建設業は、今流行っている業種とは言えなくなりましたが、水道・電気・ガスなどインフラのメンテナンス、ゼロエネルギーハウスなど、これから数十年先まで確実に需要が続く業界で、中小建設業者は多くの経営課題を抱えています。建設業研究会は、敷居が低く出入り自由な研究会ですので、建設業に興味がある診断士の方と一緒に勉強できればと思っています。 

建設業セミナー の様子

診断北海道 48号 2022年2月発行