中小企業診断士の日 「北海道協会 情報交換・会員交流会」報告
広報情報委員会 勝毛 孝志
2021年11月26日（金）に「中小企業診断士の日」のイベントとして「情報交換・会員交流会」がホテルポールスター札幌で開催され、約40名の会員が参加しました。会場での開催は２年ぶりです。新型コロナの流行が落ち着いた時期でしたが、もちろん３密対策を十分に施した中での開催でした。
第１部では、初めに山崎記敬会長が北海道協会の事業について説明されました。北海道協会では、診断士試験や理論政策研修の運営、広報誌の発行の他、認定支援機関の活動として、経営改善計画策定支援事業（405事業）や信用保証協会との提携業務事業、そして、新型コロナ緊急総合支援事業など、中小企業診断士の活動をサポートする幅広い事業に取り組んでいることが良くわかりました。
印象的だったのは、診断士活動の留意事項として「診断士業の意識を持つ」ことを指摘。これは一見当たり前のようで忘れがちです。我々診断士の活動の一つ一つが、世の中での中小企業診断士の評価につながっていきますので、常に責任を負う意識をもって診断士業に取り組む必要があることを改めて感じました。
その後、前田直樹理事より北海道信用保証協会との提携事業の紹介、山本哲也副会長より北海道事業承継・引き継ぎ支援センターの紹介、そして札幌商工会議所様より、中小企業診断協会との提携によって経営改善指導を行う「100社重点支援事業」についての紹介、最後に山崎会長から日本経営診断学会北海道部会の紹介がありました。中小企業診断士が多方面で活躍する機会があるということを改めて実感する内容でした。
第２部の会員交流会では、恒例の千葉恒雄先生による乾杯のご挨拶です。診断協会に加入することの意義、そして、独立診断士として永く続けることの大切さを、千葉先生自らのご経験に基づいて語ってくださいました。中小企業診断士として誇りと自信をもって活動していく、そんな気持ちになる励ましのお言葉に感じられました。
新入会員の紹介では、2020年と2021年の新入会員20名が自己紹介しました。新入会員といっても、これまで多方面で活躍されてきたエッジの効いた人材ばかりです。皆さん即戦力として活躍されること間違いなし、といった印象でした。
その後、各種研究会（SDGs研、事業承継研、建設業研、実践的企業再生研）の紹介、そして「縁の下の力持ち」として、いつも我々をサポートしてくださっている大澤政昭事務局長はじめ事務局員の紹介があり、最後に元会長の森永文彦先生による締めのご挨拶をいただいて大盛況の中、幕を閉じました。
本イベントを通じて、多方面で活躍する診断士が交流を深め、貴重な情報を交換できたものと思います。これを機に、ますますご活躍されること間違いなしです。