協会会長 ご挨拶
中小企業診断協会北海道 会長
山崎 記敬
日頃より当協会並びに当協会会員診断士の活動に多大なるご理解ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
2023年は新型コロナが5類移行し、徐々にコロナ前の日常を取り戻しつつある一方で、原油価格高騰や円安の急激な進行など、物価高が日常生活や企業活動に影響を及ぼした一年でした。
また、2024年は新年早々能登半島地震が発生し、多くの犠牲者や避難者が出たほか、羽田空港で衝突事故が発生するなど、暗いニュースが立て続けに発生しています。
そのような中、ゼロゼロ融資の返済本格化に対する経営改善やアフターコロナの事業環境に対応した事業再構築など、私達北海道協会所属の中小企業診断士に対するニーズや期待は高まっているものと考えております。
北海道協会では、これまでも新型コロナ発生時には北海道からの委託を受け、迅速に実施体制を構築し、新型コロナにより経営に影響を受けた事業者に対する専門家派遣に対応するなど、都道府県協会として、全国トップクラスの大規模な経営支援活動を道内で展開してきており、これらの活動は一定の成果をあげたものと感じております。
これも、ひとえに会員である中小企業診断士の皆様の日々の活動とともに、支援機関の皆様のご協力があっての賜物であると考えており、関係者の皆様には多大なるご協力をいただいたことに感謝いたします。
さて、当協会は、前身となる社団法人中小企業診断協会北海道支部が1959年に組織されてから、本年2024年で創立65周年を迎えます。
また、連合会本部と歩調を合わせ、今後の協会のあり方をふまえて法人名称の変更「(仮称)北海道中小企業診断士協会」も予定しているところです。
近年は、札幌商工会議所様が運営する中小企業診断士養成課程の修了生が入会することも多く、直近では道内で活動する中小企業診断士270名超に入会していただいているところです。
2024年は創立65周年の節目、かつ法人名称の変更を契機として、北海道協会会員である中小企業診断士270名超の仲間の力を結集し、これまでにも増して道内中小企業・小規模事業者の経営支援活動に注力することで、北海道経済の活性化に微力ながら貢献していきたいと考えております。
最後になりましたが、2024年(令和6年)が皆様にとって飛躍の年となりますよう祈念申し上げます。