事務局だより
中小企業診断協会北海道
事務局長 大澤 政昭
新年早々、これまでに経験したことのない2つの大惨事が目に飛び込んできました。
このような続けざまの大惨事のニュースに触れるに付け、寿ぐ気持ちは吹っ飛び、今年は一体どのような年になるのだろうかと不安な気持ちに駆られた方も多いのではないでしょうか。 能登半島地震では今、地域の住民をはじめとして、関係機関の方々が全力で復旧作業に取り組まれていますが、一刻も早く、地域の住民が安心して暮らせる普通の生活が取り戻せるよう願うばかりです。
コロナ感染症の法的位置付けが、昨年5月に従来の「2類相当」から「5類」に移行したことに伴い、国や道の中小企業対策も新市場進出や事業・業種転換などといった一歩前に踏み出す前向きな取組支援へと変わってきました。
コロナを契機とした当協会の取組も、2020年度のコロナ真っ只中での中小企業支援(テイクアウト、ソーシャルディスタンスの推進等)から、今年度はゼロゼロ融資の返済支援等へとその重点(軸足)が変わってきています。
こうした流れの中で、来年度以降の当協会の中小企業支援の在り方(方向性)はどうあるべきかが問われていると思います。来年度は、当協会の名称変更や創立65周年、診断士会の在り方の検討といった節目の年になります。
この年を契機として、会員一同、もう少し長いスパンで、変化に対応した中小企業支援の在り方について、知恵を出し合っていく必要があるのではないかと考えています。
本年が実りある年でありますように。 今年一年、どうぞよろしくお願いします。