協会会長 ご挨拶

　新年明けましておめでとうございます。新春を迎えるに当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。

　2024年度を振り返りますとコロナを経て社会活動はほぼ元に戻ってきたと感じます。しかしながら、物価高や人材確保難などの影響は大きく企業経営に深刻な打撃を与えている状況が続いています。
　他方、インバウンドの入国者数はコロナ前を更新する勢いになっており関連産業にはプラスの効果を及ぼしているものと見られます。
　このように、社会情勢は日々刻々と移り変わる中、その時々の事業環境に対応した支援が求められ我々中小企業診断士への期待は大きくなっているものと考えます。

　北海道協会に関しましては、昨年は創立65周年を迎え「一般社団法人 北海道中小企業診断士協会」と名称変更した年になりました。また、全国本部組織も「一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会」と改称しました。これを契機に改めて我々の活動も事業者の変化するニーズに応えられるよう精進してまいります。

　当会には約280名の会員診断士が所属しており、各々が経験や知識、専門性を持ち活動しています。昨年においても、各関係機関の皆様のご協力をいただきつつ専門家派遣や補助金支援、研修事業、セミナーの開催など様々な対応をしてまいりました。
　これも、ひとえに一人一人の会員診断士の皆様の精力的な活動とともに、支援機関の皆様のご協力があっての賜物であると考えております。関係者の皆様には多大なるご協力をいただいたことに厚くお礼申し上げます。

　さて、2025年においても経営環境は目まぐるしく変化するものと想像します。我々北海道協会としても280名の力を結集し日々研鑽を図りこれまでにも増して道内中小企業・小規模事業者皆様、並びに各支援機関の皆様のご期待に応えられるよう活動していきたいと考えております。

　本年が皆様にとって実り多き幸せな一年となりますよう祈念し新年のご挨拶とさせていただきます。