SDGsの「見える化」と「儲け」

「環境問題で儲ける」「社会貢献で儲ける」といった話題に拒否感を抱く方は多いでしょう。
とはいえ、企業の”持続可能性”を考えたとき、お金になるかどうかという観点は極めて重要です。SDGsによって機関投資家の援助を受けやすくなるという説もありますが、道内の中小企業にはあまり馴染まないでしょう。

私は、自社のSDGsへの取り組みを積極的に対外的にアピールし、積極的に儲け(売上)に繋げていくべきだと考えます。どんなに素晴らしい取り組みであっても、人に知られず、お金にも繋がらないようでは、自己満足や無駄遣いといわれても仕方がありません。ボランティアや無償の協力を強いられては社員の批判や反発も強まることでしょう。

そこでSDGsの「見える化」に関する2つの事例をご紹介します。

1. 東芝〜JR南武線溝ノ口駅に置かれた水素エネルギー供給システム

JR東日本向け自立型水素エネルギー供給システム「H2One™」

通常、インフラ設備は無骨な筐体で覆われていることが一般的です。一方、この設備は意匠にこだわることで「見せる」インフラ設備となっています。https://www.global.toshiba/jp/news/corporate/2017/04/pr1701.html

2. ユニクロ〜SDGsに関するQ&A

よくあるご質問と題して、Q&A方式でSDGsに関連する自社の取り組みをキレイにまとめられています。 https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/sdgs/index.html

以上のような取り組みは、すぐに「儲け」に直結しているわけではありません。しかしながら、長期的な目線で見たとき、確実にブランドイメージ向上に貢献しています。ブランドイメージの向上は信頼や評判に繋がり、後々の「儲け」となって企業の”持続可能性”が高まります。

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