顧客と伴走しながらSDGsを考える

概要

吉田と申します。SDGsは小職在住の北海道においても少しずつ浸透してきています。各種メディアの発信などを受けて日々盛り上がりを感じる今日この頃です。今日は小職がお手伝いさせてい頂いている3法人に当てはまるSDGsの目標と、事業への活かし方を紹介したいと思います。

1.化粧品生産販売A社のケース

A社は地場の素材を活かした自然派化粧品の製造販売業を営む事業者です。地域の素材を活かす事業を持っているので、素材を提供する事業主との協業、地域創生がキーワードに上がります。A社は農林業事業者と協業しており、特に協業地域の特に山林が生み出す産物を用いた自然派化粧品を製造販売しています。15.陸の豊かさを守ろうの目標に一役買っていると過言ではありません。A社社長に上記の件を話すと「ウチはそんな大それたことをしていないですよ」と謙遜されます。地方の山林保護をお手伝い。この辺がA社の環境経営のヒントがあると考えています。

2.B助産院のケース

B助産院は産後ケアを提供する事業者です。未熟児や、赤ちゃんの成長が遅れているかもと”不安なママさんへ優しくケアする事業者です。

小職が考えるに、助産院は全てSDGsの「3.すべてのひとに健康と福祉を」に貢献している事業者と言えるでしょう。身近に頼れる親が居ない独りで悩むママさんに適切な乳幼児の医療サービスや、子育て情報・ノウハウを提供する事は未来の社会の担い手を育成する観点からも重要であり、このコロナ禍においても継続的ニーズのある分野です。一部のママさんから「助産院は怖いベテランおばさんがビシビシ子育て指導してくる怖い場所」という誤解があるらしく、誤解の解消にSDGsをのアピールが一役買えるかもしれません。

3.運送業C社のケース

C社は小口運送を主とする下請配送事業者です。運送業にSDGs?と思われるかもしれませんが、C社は中古車販売業も営んでおり、車両整備の体制も社内にあります。その強みを生かしてCO2削減効果のある部品を運送トラックに搭載、環境負荷低減を計っています。これはSDGs「13.気候変動に具体的な対策を」に貢献しているとなるでしょう。C社社長は「SDGsなんて考えた事が無かった」とびっくりしていましたが、CO2削減は最終的には個人、個々の事業者の意識改革と具体的な施策実行が鍵です。十分SDGsと考えられます。大手運送業は環境に配慮したトラックの開発導入を進めている事業社もあり、環境負荷軽減は経営課題になりつつある様子が見え隠れします。C社の環境負荷低減策は、大手運送業の方向性と合致します。アピール方法の1つとしてSDGsを活かせると考えます。

結び

以上3事業者の簡単な事例を紹介しました。きっと御社の事業もサスティナブルな部分があるでしょう。その事業機会がございましたら事業を振り返り、SDGsに貢献しているのか考え、経営への活かし方を検討してみてはいかがでしょうか。

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