最近はSDGs(とりわけ環境問題)について目にすることが多くなりましたね。
各企業がこぞって環境対応に乗り出しており、本格的に脱炭素社会への取り組みが始まっているなと感じます。
それでは、各企業の主な対応を見ていきましょう。
大国の経済をけん引するような企業の対応
- フランス電車で2時間半以内の国内線空路を全面廃止へ(livedoor NEWS) ⇒フランス国家として決めたということが驚きです。
- レクサスEV化 その他高級外車もカーボンニュートラル時代への対応としてEV比率高めると続々発表。
- 英ジャガー 2025年に全車種EV化(朝日新聞デジタル)
- 独ベンツ EV化10年計画を発表(BUSINESS INSIDER)
- 佐川急便 2030年までに配達用軽自動車7200台を電動に(NHK)
- ホテルでも札幌に「ロイヤルパークホテル」がサステナブル(持続可能性)なホテルを引っ提げて初上陸。
- 中国が2030年までにCO2排出量を減少に転じさせ、2060年までに実質0(カーボンニュートラル)を目指すと表明。(BBC)
我々の身近なところでの変化
- スタバ 一部コールドドリンクのプラスチック容器を紙容器へ変更すると発表。(スタバはすでに紙ストローに移行していますね。プラスチック製の時と比べて飲み心地が微妙という意見もありますが・・)
- ANA 国際線機内食のプラスチック容器を紙容器へ変更すると発表。(NHK)
- 「レジ袋有料化」2020年7月より開始(近年の環境対策として大きなトピックだと思います。日本の廃プラスチックの割合で言うと微々たるものともいわれていますが、一般消費者の中で環境意識を高めるには一定の効果はあったのではないでしょうか。)
- プラスチック製スプーン、フォークの有料化(読売新聞オンライン)(これは賛否あるようですね。日常的に木製スプーンなどを見る機会が増えれば自然環境への意識が高まりそうな気もしますが、「スプーンを持ち歩く人が増える」かは疑問です。)
消費者側の意識の変化
これからのブームを作り、消費の中心になっていく「Z世代(※)」では環境への意識が高いといわれています。
生まれた時からインターネットがあり、物心つくころにはiphoneがあり、高度経済成長期のような大量生産大量消費で経済が伸びていく時代を経験していない世代は、現代の物にあふれ、大量に廃棄されていく現状に辟易している人も多いと考えられます。
※Z世代とは(Wikipediaを参考に記載)
主に2010年代から20年代に社会に進出する世代。生まれた時からインターネットが利用可能な「真のデジタルネイティブ世代」。デジタル機器やインターネットが生まれた時から当たり前に存在し、PCよりもスマホを日常的に使いこなし、生活の一部となっている。インターネットから多くの情報を得ており、自身も情報発信力に長けている。
私の本業でも
ほかの企業と同様にプラスチック容器を使用しています。
SDGsの取り組みについて経済産業省から表彰されていますし、環境対応型容器への準備は進めていると聞いていますが、スピード感が非常に早くなった現代において、5年も10年もかけていたら世間に置いて行かれることは明白ですので、いかに時代の変化に機敏に対応できるかも生き残るためには重要だと考えます。
他の企業が対応していくのであれば、自社の相対的魅力を維持するためにも環境対応は必須になっていきます。つまり、環境への意識が高まっているお客様に今後も商品やサービス選んでいただくためには、SDGsや環境への配慮は必須だということだと考えます。
これは、本当の意味でSDGsを理解した行動ではないのかもしれませんが、「やらない善よりやる偽善」とでも言ったらいいのでしょうか、どんな理由にせよ、多くの企業が重い腰を上げて環境配慮型のビジネス感覚が普及することを願います。